アルブミンとは?どんな働きをするの?

 

アルブミンは分子のごく小さなタンパク質で、大きな働きとしては血管内に水分を保っておく役目があります。人体の約6割は水分だとされ、血漿タンパクのうちの6割もがアルブミンだといえば、アルブミンの重要さが想像できるのではないでしょうか。

 

血管内で血液や水分の量をコントロールすることを血液の浸透圧の維持といいますが、この役目を担っているのがアルブミンなのです。アルブミンの量が安定していなければ、血管内の血液量や水分量に異変が生じます

 

その結果、腹部や肺に水がたまってしまうような事態にもなり得ます。脂肪酸やホルモンなどと結びついて、それらが必要とされる部位にまで運搬する役目もあり、アルブミンは非常に重要な成分だといえます。

 

アルブミンの基準値はいくら?

 

アルブミンは体内で一定量が整っていることが大切なため、基準値が設けられています。

 

正常なアルブミンの基準値は4.10〜5.10g/ml。

 

自分のアルブミン値がどのくらいあるかは、血液検査と尿検査にてわかります。

 

血液中にどのくらいアルブミンがあるのか、また尿中にどのくらいのアルブミンが漏れているのかを測定するのです。血漿タンパクは、主にアルブミンとグロブリンという2つのグループに分けられます。

 

さらにそれぞれに多数の種類があるのですが、アルブミンとグロブリンの体内での比率も重要です。通常時には、アルブミン67、グロブリン33が基本とされ、この比率が乱れていないかどうかも健康の指針となります。

 

アルブミン値が高いとどんな影響がある?

 

アルブミンは、食事から摂ったタンパク質が消化管内でアミノ酸として消化・吸収された後、肝臓へと運ばれてアルブミンとして合成され、血液中に流れていきます。

 

アルブミン値を検査する必要が出てくるのは、肝臓機能に異変がないかどうかを調べるのが主です。アルブミン値が高いときというのは、血管内の水分が減ってアルブミンの濃度が高まっていることを意味します。

 

つまり、脱水症状に陥っているということで、喉や口が渇いたり、頭痛や吐き気、だるいなどの症状が出やすくなるでしょう。

 

アルブミン値が低いとどんな影響がある?

 

アルブミン値が低い場合に考えられる原因は、主に4つあります。1つはタンパク質不足、もう1つはタンパク質が何らかの原因により合成されにくくなっている、さらに悪性腫瘍などの炎症の影響、最後の1つはタンパク質が尿や出血によって体外に失われていることです。

 

タンパク質不足になると、貧血を起こす可能性があります。消化吸収面で障害が起きている可能性もあり、侮れません。タンパク質の合成が上手くいかなくなっている場合は、肝機能の低下が疑われます。

 

タンパク質が尿中に大量に出てしまっているときは、ネフローゼ症候群の疑いが持たれます。免疫力や抗酸化にも関係するアルブミンは、低下すると病気やケガをしやすくなったり、老化が加速する恐れもあります。

 

アルブミンを増やすには?どんな食事、食べ物が良い?

 

 

アルブミンは多すぎても少な過ぎてもよくないため、一定量を保つ努力をする必要があります。因みに、普段から肉類をよく食べてタンパク質をしっかり摂取していると死亡リスクが低下し、肉類をほとんど食べないと死亡リスクが低下したというような実験結果も発表されています。

 

タンパク質は肉類ばかりに含まれているわけではありませんが、いかにタンパク質の摂取が人体に必要なことなのかがわかる実験結果です。むくみが気になる人も、タンパク質不足が原因かもしれません。アルブミンを適度に増やして、健康を意識することが大切です。

 

食品から摂取したタンパク質は体内でアミノ酸に分解され、さらにアミノ酸からタンパク質へと再合成されます。必須アミノ酸がどれだけ含まれているかも重要で、アミノ酸スコアが高ければ高いほど良質なタンパク質だと判断されています。アミノ酸スコアが高い食品では、肉類や魚類、乳製品などの動物性たんぱく質が優勢となるのです。